ギャッベとは もともとペルシア語で「ざっくりとした」という意味を表すことばで 英語の「rough」に近い言葉です。
イランの遊牧民 カシュガイ族の女性が織る手織り物で 生活道具として気兼ねなく使えるギャッベは 手仕事のぬくもりと 作り手の個性を楽しめる 世界に一つだけの表情をもつ絨毯です。
遊牧民のラグ ギャッベ
自分たちの育てた羊の毛から 糸を紡ぎ 自生する草木で色を染め 手織りで織る。
そんなシンプルな知恵の集積が ひとつの絨毯を生み出し 大切な文化として 受け継がれながら 使われていきました。
夏涼しく冬温かいギャッベは 毛足が長くフカフカ。床で過ごすことが多い 日本のライフスタイルに相性がよく リラックスして過ごしたい方に おススメです。
ギャッベの魅力
丹精を込めて 手で織りこまれるギャッベに まっすぐな線はなく 少しずつ自然な色合いの変化と 織り手の個性が表現され 優しくあたたかな気持ちにさせてくれます。
家族や仲間 そして自然を大切にする民族が 織りなすギャッベ。
それは伝統的なモチーフにも表現され それぞれの絵柄には 意味があり 願いや思いが込められています。
ザクロの木は 金運や子宝の意味があり とても縁起が良いと言われています。
四角い絵柄は 窓や井戸を表現していて イランでは幸せは窓から入ってくると言われています。
羊は遊牧民にとって 大切な家族のような存在 家庭円満を意味する絵柄です。
スタイリング
もともと地面に敷いて床のかわりとして 固い大地で使うための 生活道具であるギャッベ。とても丈夫で 耐久性がありますので 気兼ねなく普段使いが出来 長く楽しめます。
ナチュラルで どこか懐かしい雰囲気のギャッベは いろいろなインテリアとも相性がよく とても使いやすい絨毯です。